膨らんだ外部負債ナイジェリア☆膨らんだ外部負債2005年7月5日ニュースより 2003年にナイジェリアの首都アブジャで発表された年次報告では、国家の負債が2003年の末には329億2千万米ドルであり、国内総生産(GDP-Gross Domestic Product)の64.43パーセントに値するとDMOが週末に言った。 国家の外部負債は、1970年には10億米ドル未満だったが、10年足らずで200億米ドル以上に上昇し、1999年には320億ドルと360億米ドルの間をさまよった。 毎年、負債は連邦政府年間予算が全体の60パーセントを超え、その額は50億ドルから70億ドルにもなっていた。 ナイジェリアの2003年の年間外部負債は、負債契約のうちの34.27パーセントに当たる約52億米ドルだった。それはその年の連邦政府年間予算の60パーセント以上に値するものだった。それでも元利の支払いに対する準備予算は、国の教育、健康および水の予算の合計を超えるものだった。 ナイジェリアの重い負債は、1970年代と1980年代に膨れ上がった。ロンドンインターバンクの提示したレート(リボー)は、3から4パーセントだった。 負債は第一に支払能力の無さに起因する滞納金の蓄積により、そして第二に金利の段階的拡大により1980年代に急速に膨らんだ。 リボーは、4パーセントから、ピーク時には13パーセントとなり、ナイジェリアを含む世界の多くの開発途上国の負債を約4倍に押し上げた。 ☆石油収入と人口の間で・・・ 債務救済に対する主な議論では、ナイジェリアは豊かな国だという見解が広く保持された。しかし見解に反し、事実ナイジェリアは豊かではない。しかし豊かになる素質がある。大蔵大臣によると、昨年の石油収入の合計は、わずか250億ドルだった。 それが1億3千万の人口に換算した場合、一日わずか53米セントを上回らない。 世界のほかの産油国は、2350万人の人口で、一日あたり一人3.4米ドルにもなるベネズエラ、また275万の人口で一人当たり一日27.3ドルにもなるクウェート、イラクでは2500万人の人口で一人当たり1日2.4米ドルになる。それらと比べた場合、それは遠い話になる。 ☆負債救済の後・・・ 負債の救済は、市民をよりよい生活水準に持っていくだろう。 ナイジェリアを含むほかの国々の課題は、経済の建て直しと、市民への還元の保障だ。それらは人々のために用いられ、経済効果を生むようにしなければならない。 その上、ナイジェリアが債権者へ再び向かい、負債を抱える事は自殺行為であり、回避しなければならない。 下院は、一般に外部借用に関する厳格な条件に関する項目を可決させなければならない。 ☆各州の外部負債は・・・ トップは アビア州 6億4740万ドル プラトー州 5億6900万ドル ニジェール州 5億40万ドル 他に レゴス州 4億1510万ドル イモ州 4億2800万ドル オスン州 3億9860万ドル コギ州 3億6400万ドル クワラ州 3億5200万ドル エヌグ州 3億1110万ドル 最小はザムファラ州 2310万ドル ケッビ州 2980万ドル ヨベ州 4060万ドル 情報元バンガード |